内野ゴロと犠牲フライで2点取れる楽天の強さ
テレビで野球が見られるという小さな幸せ
先日、わりと早めに帰れたので、テレビ中継があったロッテvs楽天を見ることにしました。
昔に比べて地上波ゴールデンタイムの生中継は激減しましたが、BS、ストリーミングを含めればほぼすべての試合が見られるようになって、それはそれでいい時代になったんじゃないか、と思う今日この頃です。
小さなプレーの積み重ねが勝敗を分ける
この日、ロッテの先発投手はドラフト1位ルーキーの佐々木。
4回まで1失点に抑えていました。
ロッテが2-1と勝ち越した直後、5回表楽天の攻撃。
2番ペゲーロの当たりは弱いショートゴロ。
ショートの中村は余裕をもって1塁へ送球したものの、ペゲーロが駆け抜けるのが速く、記録は内野安打に。
ボールが握れなかったのか、余裕を持ちすぎたのか、緩慢と言われてもしかたのないプレーで、完全に打ち取った当たりがヒットになりました。
続く3番岡島はしぶとく1・2塁間を破るライト前ヒットでつなぎ、4番ウィーラーはボール球をきっちり見送って四球を選んで、無死満塁となりました。
5番銀次のセカンドゴロの間に同点に追いつくと、6番アマダーのあわやホームランという犠牲フライでもう1点を追加し、逆転に成功。
打球と捕球体勢を見て1塁ランナーがタッチアップで2塁へ進み、さらにチャンスは続きました。
7番藤田が倒れてこの回は2点にとどまりましたが、9回にも3点取ってダメ押し。
結局6-2で楽天が勝ちました。
今年の楽天は強い
一発長打のあるペゲーロが、イニングの先頭打者としてチャンスメイクすべく一塁へ全力疾走したり、ウィーラーがボール球に手を出さずに四球でつないだり、犠牲フライで一塁ランナーが先の塁に進んだりと、随所に楽天のつなぐ野球が垣間見えました。
今年の楽天は、リリーフ陣の安定感もさることながら、やはり得点力の大幅アップが好調の要因なのかなと思います。
そしてその得点力にはホームランだけでなく、ひとつでも先の塁を目指す、ただアウトになるのではなく、自分はアウトになってもランナーを進めるチームバッティングに徹する、というあたりが効いているように感じました。
凡事徹底。
これこそが躍進の原動力なんだなぁ、と感じた1試合でした。